Ancient Wind
私は鳥が好きです
昔から鳥に縁があると思っています
鳳凰には最近魅了されています
鳥を描いていると安心感があります
なぜなのかはよく分かりませんが 特別なものを感じています
自分の人生の転機のときにはよく鳥が出てきます
鳥の力強い視線や 脚の力強さに古代の力を感じています
シベリアやオーストラリアから飛んでくる渡り鳥などにもものすごいエネルギーを
感じています
本能で行動しているのでしょうが、眠ることなく飛び続ける精神力、体力に感動します。本能で行動するその凄さにエネルギーを感じるのです。
愚かなのか
人間は愚かなのか
創造主たちはただ見守るだけ
文化を作り出すのは人間
物を簡単に生み出し、海に捨て
使い捨てられた物は海に漂い分解されないゴミとなる
創造主たちはそれを見て 悲観する
誰がそれを望んでいるのだろう
人の手で作り出されて物が ゴミになり海に漂い
土に埋められ 人を苦しめる
外から見守ることしか出来ない
何も手出しは出来ない
言葉も発することはできない
気がつくのは人間だからだ
考え生み出した事が結果を生む
発展途上なのだ
人間も世界も
私たちがもっと
人のために自然のために世界のために
気を配ることが出来たなら
この世界は変わっていくのかもしれない
私利私欲が強すぎる
濁して去る
濁されたものは泥水を啜って生きていくしかないと
手が生み出した物が 濁った水を掬う
そこに全てが詰まっている
Bird
自然と人が共存する中で
私はいつも自然からの声を聞き、耳を澄ませながら作業していることが多い。
人は傲慢で我儘だ。
自分の思うように支配し、自然を切り拓いていく
それは不必要な時もある
だからと言ってゴミをポイ捨てし、自然を汚していいのか?
傲慢だからと言って、そこまでマナーに欠けていては共存なんて出来ない
人は変わってしまったのか?
文明社会の荒波に揉まれ、動物と自然と共存していく事をやめ
分裂しようとしている。
ゴミの浮いた海を見るたびに心が痛む。人間がしていることはなんて愚かなんだろうと
新しい物を生み出す度に、便利さゆえ人が自分で考えることをやめてしまっている。
生み出すものたちがこのままでいいのだろうか?
自然の声を聞き、地球からの叡智をもらいながら謙虚に暮らしていくのが
本来の人間ではないか?と私は常々思うのです。
pray
この世界は人と人の意思がつながり
繋ぎ合わさる事で導かれる
人々の願いが次元を超え世界の果てまで届いた時
何か奇跡が起こるのかもしれない
人の想像を超えた何かが
それを知るのは誰でもない
自然に身を任せ
ただじっと時が過ぎるのを待つ
それが自然の摂理
The hidden truth
隠された真実。
その先にあると知らずに、、。見えるようで見えない真実にもどかしいと感じながらも、知る事を拒む。それは永遠に。
写真作品
Dreaming
夢を見ている。甘く儚い夢を。
混ざり合い、甘い匂いを放つ夢。
翻弄され、いつしか虜になっている。
絵画作品 アクリル 紙
pretend
隠し事をし、何事もなかった様な平然としたふりをした。しかし、心の奥で鳴り響く鼓動はとめられなかった。
写真作品
emotion
そこに愛がある限り、心は揺れ動き色を変えて行く。
絵画作品 アクリル絵具 紙
fluctuation
治りきらない感情が溢れ、掻き乱す。
悲しみと、慈しみと愛が混ざり合い、冷静さを失い困惑する。
写真作品
Eco Bride
New York Film Academy時代にeco brideと言うショートムービーを制作し、その時に撮った作品から絵画作品として生み出された作品です。
Secret garden
過去の記憶をもとに
我が祖父の作った庭を心の中に探して
私の記憶はいつまでのその庭に存在するだろう。
「secret garden」
そこには誰もいない
ただ風が吹き 草木は揺れる
平和の意味を忘れた安堵の地
作品コンセプト
「誰しもが持つ心象風景に感じる安堵感」
同じ時間、その一瞬、誰かは微笑んでいる時に誰かは泣いているかもしれない。
何処かで雨が降れば何処かは晴れているのかもしれない。地球の時間の中、
私達生命は同じ時を共有しそれぞれの人生を歩んでいる。
地球という壮大な生命の中に歴史が有り、古代の人が歩んだ生活が有る、そして私たちは今を生きている。
戦争などの悲しい記憶を覚えている大地、焼かれてしまった植物や木々や森。
破壊されても再生し、自然はそこに存在するだけですべてを記憶している。
今この一瞬に雪は溶け、水が流れる、そして水は川になり大地を潤して行く。
潤った地面は太陽に照らされ土に埋まった種子が芽を出す。
そうやって地球の時は流れている。私たちが日々混沌とした時代の流れを生きて行く中で
自然は自然の時間の中でそこに息づく。芽を出し花を咲かせ風に揺れ全てに身を任せている。
恐れ(畏れ)や不安、希望や強さ人と自然(動物)の繋がり
そこに存在した植物たちは燃やされても枯れても種子を大地に埋め再生し蘇る。
誰の心の中にも安堵の地は存在し、平和を忘れる程そこは平和に満たされた地になる。
そして、誰しもが持つ懐かしい場所や思い出、街が豊かになるにつれ消えて行くありのままの自然風景。
安堵の地は心象風景として誰の心にも存在しその者の心を癒す。
「secret garden」というテーマの中に存在する『庭』という言葉の中にはサンクチュアル
(神聖な場)も意味しています。
古代から人は自然信仰をし、森羅万象、自然の万物を畏怖し自然の中に神秘の存在を感じ信仰してきました。
多くの人は祈りを大切にし、美しい景色、月、太陽、大木、さざれ石、水、色々なものに祈りを捧げています。
愛知県の豊根村で生まれ育ち、先祖代々から伝承されている(『花祭り』五穀豊穣、村の平和や安全を祈る祭事)
などを身近で感じ、植物の神秘性やアニミズム、自然崇拝していた祖父母の影響が作品に大きく現れています。
古代の人々が持つアニミズムの精神なども作品に反映しています。
The concept of my art is
The “Sense of relief that everyone feels while looking inside their own heart.”
At this moment,someone may be crying while someone else is smiling.
It may be sunny somewhere while it is rainy here.
We all share the same planet and,we are sharing this same moment and leading our own lives.
Everything in our history-from ancient days to the present - exists on the same planet.
Mother earth remembers everything, the sorrow of Wars,the tears of children,and forests that have been decimated.
But Nature still keeps reviving.
I hear the sound of melting ice that flows into the river to moisten the land.
And when the sun shine comes,the seeds under the ground start to sprout.
While we are wading through this chaotic flow of time,nature is as it was from the beginning of time.
It sprouts,blooms,and swings in the wind.
There are many relationships between human beings and nature.
While we respect and stand in awe of it,nature can also demand fear.it gives us strength though hope.
Plants that have died have buried their seeds under the ground to grow once more,even if they are burnt or withered.
Everyone can find serenity in their own mind.
It is a place filled with peace.
It is too peaceful to make us think of the meaning of peace.
Everyone has a place like this inside themselves.
That place may not exist in reality anymore,as the world becomes more urbanized and we lose more and more untouched nature.
However,those peaceful places will still remain in our minds keep us at peace.
In my series ”Secret garden”,the”garden”implies sanctuary.
From ancient times,people have had faith in nature,believing in the existence of something mysterious in everything they see and feel.
Those people pray to many different kinds of beautiful scenery,to the moon,to the sun,to huge trees,to pebbles,and to water.
I was born in a small village in Aichi prefecture,Toyone.
There are traditional rituals and festivals such as “Hana-matsuri”(a festival to pray for good harvest and well-being)
My grandparents have always prayed to nature.
I have been watching them,and feeling the mystery of nature,since I was a child.
My works are influenced by my childhood,when I learned the wonder of nature and animism.
The ancient sprit of animism is reflected in my works.
Bird
The ancient wisdom. I have been watching the earth since ancient times.
Wind,water,air,light,every natures's cycles.
I listen to breath of the earth carefully.
People,animals,and nature can live together.
and then,I connect to the Universe.
アクリル ペン キャンバス
この作品の骨組みはエッフェル塔をベースにしています。
フランスの象徴となる鶏の中にフランスの象徴ともいえるエッフェル塔を隠し
作品を見た人が潜在意識の中でエッフェル塔を感じるような作品を制作しました。
神秘的な紫に夜空の様な紺色を重ね色のグラーデーションを大事に描いています。
アクリルの上からペンを重ねより立体的に流動的な表現を目指しました。
鱗の様な模様は鶏の羽を表し、鎧の様な強さを表現しています。
流動的な模様は風や鶏のモチーフから発せられるエネルギーを表現しています。
Secret garden
そこには誰もいない
ただ風が吹き 草木は揺れる
平和の意味を忘れた安堵の地
庭と言う言葉の中には色々な意味があります。屋敷内で、ある広さをもって空けてある地面。草木を植えたり、泉水や築山を設けたりする。物事の行われる場所、神事・行事などの行われる場所、家の中の土間、波の平らな海面。など庭は私にとってサンクチュアリであり心安らぐ場所です。その庭という場所を私なりのイメージで抽象的に表現しています。
secret garden-salt lake
湖面に反射した光 誰もいない世界
そこに私は一人たたずむ
水は冷たく 柔らかい砂が足先を優しく包み込む
日暮れなのか 日の出なのか
風のない 音のない 止まった空間の中で
光は動いていく
私は一人その湖の上を歩き
人はこの世界に必要なのか必要ではないのかを考えながら歩き彷徨う
私が望んでいるのは 虚無の世界なのか?
植物は 人はいなくとも勝手に育っていく
風に種は飛ばされ 鳥に運ばれ 世界に広がっていく
ここにだれかが居たんじゃないか と
だれかの存在を探して歩く
secret garden
He still live in the deep forest.
雨上がりの森の中を歩くと彼がいるような気配を感じる。
木漏れ日が心地よくて、湿った大地から水蒸気が上がり土と植物の香りがする。鳥のさえずりが透明感あふれその深い森に響く。
secret garden
供え花
母が亡き父の為にカンナという背の高い花を育てる。
その花はいずれ父の墓に供えられる。
人と植物との関係
土と植物との関係